今年の冬、寒いんですかね?? 先日はめずらしく東京で雪が積もりました。
そんな冬を、極力お金をかけず快適にサイクリングするための「冬の服装を考える」シリーズ。今回はヒルクライムで買い足すべきアイテムを、私jeffの現在進行形の体験談を踏まえてお話していきたいと思います。
気象特性:データから見て、山は平地より寒い!!
当たり前ではありますが、山は平地より高度が高いため寒いです。真冬に行ける山はそれほど標高も高くありませんから、気温が10度違う! なんてことはめったにありませんが。それでも、最低で2~3℃気温が低い、というつもりをしておくとよいと思います。
上で紹介したのは、このブログ記事のカバー写真を撮った日(2021年12月30日)の、ライドをした秩父の観測点(標高:232.1m)と私の住むさいたま市の観測点(標高:6m)の気温推移を比較したものです。とくに朝と夕方、気温が大きく冷え込んでいるのがわかりますね。
もちろん気温の推移にはいろいろな要素が絡みます。秩父は盆地なので、という見方もあると思いますが、あくまで目安としてまずご紹介させていただきました。
運動特性:汗をかくほどダッシュ⇒全く動かず冷たい風にあたる これを繰り返すのがヒルクライム
ご紹介した気象条件に加えて。ヒルクライムの運動特性上、山を登っている最中は階段を駆け上がるような運動強度で動き続けます。当然、山頂についたころには、身体はあったまるのを通り越して汗をしっかりかくほどに。この状態から、今度は自転車の上で大して動かずに冷たい風を浴びながら、ダウンヒルするんですね。
このように平地よりも寒い気象条件のなか、運動強度が 100(MAX)⇔0 の行き来を繰り返す。これがヒルクライムです。なので身に着けるものもそれ相応に準備しておかないと、たちまち汗だくになったり、ダウンヒルで汗冷えして冷え切ったりしてしまいます。
では、どのようにすればよいか? それはですね、
平地を走るときより一枚薄着で(≒夏物流用)+ダウンヒル用に携帯可能な冬用ジャケットを
jeffのいまのところの結論はズバリ、これです。
平地を走る際には冬用のウエアを、と言いましたが。ヒルクライムの上り対策として、インナーは平地のときそのままに(=ジオライン、です!)ウエアを半袖ジャージに変更。その代わりに、ダウンヒル対策として携帯性の高い冬用のジャケットを持参する。今のところは、これで真冬のヒルクライムでも寒さ知らずで楽しむことができています。
・・・考えてみれば。 箱根駅伝の山登り・山下りの選手たちの服装、半袖+短パンでしたよね。運動中はあれで寒くないどころか汗をかくくらいなわけなので、ヒルクライムの上りもそれに近い服装で大丈夫なわけですよね?! 問題は、下りの寒さです。
参考まで、 携帯性の高い冬用のジャケット 、ですが。困ったときのRAPHA頼み。ここの中綿入りジャケット(インサレーティッドジャケット)が非常に優秀かと思います。あったかいうえに防風機能も装備。真冬の市街地ライドなら、これ1枚でも充分に冬用ウエアとして機能する、まさに万能選手!
おまけに携帯性も高いので、ヒルクライムの上りの際にはポケットに小さく折りたたんで収納できる優れものですね!(値段、もう少し安くなりませんかね・・・)
まとめ
・当たり前ですが、山は平地よりも寒い! ・寒い山で、ダッシュで汗をかいた後、冷たい風にじっと当たり続ける。これを繰り返すのが真冬のヒルクライム ・ダッシュの山登りは平地より1枚薄着で、夏物利用も可。代わりに、じっと風にあたる下り用に携帯可能な冬用ジャケットを持参すると吉
いかがでしたか??
かく言うわたしもまだまだ手探り、かつ私個人の感覚による部分が大きい話ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
冬のサイクリングは装備さえきちんとすれば、澄んだ空にひろがるきれいな景色が見られたり、あったかいごはんやコーヒーがよりおいしく感じられたり、他の季節と一味も二味も違う楽しさを味わえます。みなさんもぜひ、冬のサイクリングに出かけてみてください!!
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